図録 / 間 - 20年後の帰還
500円 (税込) 送料別
- 発行年:2000年
- 頁数:70頁
- サイズ:251×250mm
1978年にパリ装飾美術館で、翌年にはニューヨークのクーパー・ヒューイット美術館、その後欧米4カ所で開催され好評を博した“MA;Space - Time in Japan”(「間」 - 日本の時空間)展。この展覧会が20年ぶりに当時の企画者でもあった磯崎新氏によって再構成され、当美術館に「帰還」した。カタログは当展覧会のテーマ色、赤・白・黒でデザインされ、20年前の「間展」を懐古できる内容となっている。
題名・執筆者
風土と間 / オギュスタン・ベルク(Augustin BERQUE)、条件話法の日本 / ジルベール・ラスコー(Gilbert LASCAULT)、間展の思い出 / アレクサンドラ・モンロー(Alexandra MONROE)、二十二年間の航跡『間』『原』そして『始原』 / 木戸敏郎、芸の「間」、渡邊保、愛と苦悩の間で アラタ・イソザキの形而上学的方法 / ロラン・バルト(Roland BARTHES)、パリからの通信 日本の時空間「間」展 日本理解に対する一つの挑戦 / アラン・ジュフロワ(Alain JOUFFROY)、軒下の言葉、それとも? / 滝口修造、日本の現代芸術 パリでの特集文化交流へ訪日し、実現に協力要請 / ミシェル・ギイ(Michel GUY)、武満徹さんと一時間 ぱりでの「日本現代音楽」めぐって / 武満徹、時間、空間、日本 - 秋 - 葉 / フレデリック・エーデルマン(Fredric EDELMAN)、パリはいま、日本の秋 / 毎日新聞林勝一、ふらんすジャポノロジー 日本の空間 / 朝日新聞 柴山哲也、パリの「間」展をめぐって - 成功はしたが、ぼけた焦点 / 田淵安一、「刹那の技法」 / Newsweek、「日本の美意識について」 / アダ・ルイーズ・アクシアブル(Ada Louise HUXIABLE)、自己の居場所としての間 / 木村敏、身体が作り出す「間」音曲と芝居の場合 / 田中優子、日本人とコイアイの間 / 多田富雄、礼儀作法のなかの間 / 熊倉功夫、間=主と客の構造 / 松岡正剛、「間」展 美術の伝統と現代が出会う場所 / 野口玲一